不動産会社と業界:なぜ、町の不動産屋はつぶれないのか(11.02.25)

「なぜ、町の不動産屋はつぶれないのか(牧野知弘著、祥伝社新書)」を読みました。著者は、東大卒、第一勧銀、ボストンコンサルティング、三井不動産を経て、現在、不動産アドバイザー。

題名にある町の不動産屋についての言及は一つの章に留まり、ファンド、不動産投資についての考察がメイン。不動産会社の経営的に読むと期待はずれだが、不動産投資と不動産への考え方は参考になる。どちらかというと不動産購入をされる方が読む著書。

一般的には馴染みが薄いファンドや過去の歴史(バブル)などの話はおいておき、身近に関係しそうなところで、ちょっと気になったポイントだけをご紹介いたします。

建物の美しさに幻惑されてダメな土地をつかんではならない。建物は工夫の仕様もあるが、土地そのものがダメだとどうしようもない。そもそも、掘り出し物はプロが押さえてしまうので、素人にはムリ。固執すると餌食になる。

狭い地域で長く商売をやろうとする地元不動産屋は、地域にまつわる情報をに精通し、地道に堅実に仕事をすることを通じて築く人間関係をとても大切にする。大手不動産会社よりもよっぽど有益なパートナーになりえる。

収益還元法は数字の操作で、良くも悪くもどうにでもなる。不動産を購入する時は、現場を見て、駅を見て、街を見て、人を見て、「いいな」と思える感性を大事にすべき。

住宅ストックが充実した現在、これから郊外に街が拡がっていくような発展は望めない。新築ニーズも急速にしぼんでいく。社会インフラが整った快適で安全な環境が評価されるようになる。

引用元:なぜ、町の不動産屋はつぶれないのか(牧野知弘著、祥伝社新書)

全編を通して基本となっているのが、建物はなくなるが土地はなくならない、というスタンス。そして、本書の肝は、サラリーマン大家さんとしての心構えと生活、不動産選定のポイントと購入後に賃貸した際の考え方を示しているところです。

不動産投資に興味がなくても、これから住宅を購入しようとするのであれば、不動産を購入する点は共通し、ひとつの考え方として参考になると思われます。



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