建築・建物・住宅:高層マンションの低層階はどう?(15.07.16)

タレントの島崎和歌子さんが高層マンションの低層階に住む人について発言した番組をたまたま見ていました。発言を聞いた瞬間、内容そのもの以上に、そんなこといって大丈夫(好感度など)と心配しましたが、案の定というか、物議をかもしているようです。

番組内での発言内容は、主に二つです。

「私の友達夫婦がすごく高いタワーマンションの3階に住んでるの。ふつう、タワーマンションだったらエレベーターで上がるけど、3階だから階段で上がるの(笑)」

「レインボーブリッジが見えるロケーションなのに、ベランダに出たら何も見えない。でも『設備は他の階と一緒だから』と言って住んでるの(笑)」

この”高層マンションの低層階”に暮らすこと、所有することには、表裏両面それぞれがあり、どのように受けるか、感じるかによって、判断は分かれます。

新築時も中古でも、低層階と高層階では大きな価格差が生じる。近年、40階、50階などというのも珍しくなく、同じマンション内での価格差が大きくなることにより、所得格差、住民層が異なることで、文化や考え方の違いが生じて軋轢を生む。

また、実害がなくても、高層階の方が蔑んだり、逆に、低層階の方が妬んだり、コンプレックスを抱いたりするなどの精神的な問題が生じることがある。

この精神的なうっぷんが家庭や家計などに影響してしまうこともあるようです。

管理費や修繕積立金は、同じマンションの場合、専有面積で案分されていることが多く、所在する階による違いはないことが一般的です。そうすると、低層階の部屋を所有する人は、高層のメリットを享受することもないのに、割高な負担を強いられることになります。

ただし、高層マンションは多くの世帯が暮らすことから共用施設が充実していることが多く、これは、所在する階で利用に制限を設けているわけではないので、割安な部屋を買っても利用する権利もある。

ゲストルームやパーティールームなどが高層階にあれば、低層階の人でも眺望を味わうことができる。(マンションを所有していなければ享受できない)

さらに、災害時などのなにかの時には、自力で動ける高さであり、高層マンションの超高層部分に長く暮らすと健康被害もあるという話もある。携帯電話の電波が届かないということも。

この辺りのことを総合すると、日本人ぽく、じゃ、中層階(10~30階?)がバランスが取れていていい、ということになるのでしょうか。

将来的に売ったり貸したりという資産価値の部分を重視するなら、そこそこの眺望は得られる部屋の方がいい。

高層マンションは利便性が高い地域に建てられていることが多くその立地や、高層マンションならではの利用価値など実際に暮らしていくことを重視するなら、低層階で予算を抑えてもいいと思います。


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