建築・建物・住宅:家相からみた業界の違い(14.06.01)

不動産と建築は、隣り合っている業界だが、感覚、考え方は似て非なるものがある。

私個人だけで業界全体とは違うかもしれないが、不動産業界のなかで建築実務に携わらない関係者は、建物の家相とか風水を、神秘的な発想では信じていない。縁起が悪い、運気が、と言われても懐疑的に考えてしまう。

ただ、家相(風水)も、自然と調和することで、生活に反映する仕組みを現実的に説明されれば、なるほどと納得し、忘れないように、言い伝えるために、家相となったとなれば、人間心理からすっと入ってくる。

玄関や門は東、東南が大吉:朝、仕事へでかけるときに朝日を浴びることで活力が湧き、体内リズムが整えられ健康的になる。逆に、もの悲しげな夕日を見て出かけると暗く沈みがちとなりネガティブとなって仕事も進まない。

台所:東、東南方向が大吉:上記と同様の効果のほか、火を使うことから暑い南や西を避けるほうが作業効率も高まり、食べ物の傷みづらくなる。

居間:基本的に凶方向はないと言われている。家族が集まりやすい場所なので、温かい関係ができる南方向がお勧め。西や北は暗くなりがちでトラブルも。

部屋:勉強だけを考えれば北方向が集中力が高まる。開口部が多いと気が散り集中しづらくなる。

北:神聖な方位とされ、不浄なもの(トイレ、風呂、流し台など)は配置しない。北側の特に冬、暖房設備が整っていない昔は、厳しい寒さから心筋梗塞などを起こしやすいため、発症しやすい場所を設けないようにする。

北東:表鬼門と呼ばれ、北方向と同じ内容。

南西:裏鬼門と呼ばれ、不浄なものは配置しない。これは北方向とは逆に、冷蔵庫がない昔は、午後、西日が強いと腐敗が進みやすく台所にはむかない、トイレや水ものも臭いが出やすく、夏の南風で家中に拡がる。

東、東南:間取り配置の通り、吉相な方向。太陽エネルギーによるものと、朝日とともに働くことで「早起きは三文の徳」と同様の効果が得られ、家庭全体が幸多くなりやすい。

以上、聞きかじりの思いつくものを紹介しました。家相を紹介したり、助言するものではありませんので、上記内容の正確性は問わないでください。改めて、専門家や専門書籍等をご参照ください。

お伝えしたいことは、家相や風水は迷信の部分と理にかなう部分があり、どれをどこまで採用するかの選択が大切であり、家作りの考え方へ柔軟に取り入れることです。

家相ができた昔、特に農村部では、現在の都会のように家が密集しておらず、広い敷地で思うがまま家相を取り入れて建築できたかもしれない。

しかし、都市部の住宅事情を考慮すると、家相にこだわりすぎれば、家を建てることそのものが難しく、また、建てられたとしても使いづらく、かえって問題がある建物になってしまう。

古の知恵である家相も、現在でも通用する理にかなった部分を上手に採用し、柔軟に考えていくこと、現在風にアレンジして新しい家相を作るんだという織田信長風の発想でもいいのではないか。

良い面、悪い面を含めてそれが不動産であるという不動産業界、理想を追求し100点を目指す建築業界、この根本的な考え方の違いが、似て非なる理由です。おそらく。


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