建築・建物・住宅:災害リスクケアの肝(13.10.25)

伊豆諸島・大島に甚大な被害を及ぼした先週の台風に続き、今週末も台風27号が太平洋沿岸を進む見込みです。

千葉県では、我孫子市全域に「避難準備」、印旛郡栄町の一部に「避難勧告」が発令されております。※県内のその他市町村にも発令あり。

東日本大震災以降、住まい探しにおいて、災害リスクへの意識が高まりました。さらに、毎年のように襲われるゲリラ豪雨による浸水被害へも意識が高まっています。

自然の力に、人知は遠く及ばず、想定外のことも多くなりますが、それでも、可能性の高さ低さに関しては、ある程度の想定ができます。

地域全体から、個々の不動産まで、大小さまざまな特性があり、安心、安全に影響を及ぼすものにどのようなものがあるのか、列記してみました。

(地震)

自分の地域で大地震が起こる確率はどれくらいか、そのとき、どのくらい揺れるのかを、防災科学技術研究所では、地図に色分けしてを公表している。

活断層に関しても公表されているが、未知の活断層も多くあると言われ、活断層のないからといって安心できるものではなく、また、活断層近くだからといっても、いたずらに悲観するものでもない。

極論では、日本全国、地震に遭遇するリスクから逃れられるものではなく、建物内外の地震対策を基本とし、そのうえ、どちらも選べるなら、データを参照にする。

千葉県では、東日本大震災の被災として液状化現象があった。液状化リスクも公表されているが、危険視されていない地域でも液状化現象が起こり、データのみで判別するのはリスクが伴う。

土地が形成された歴史や地形、地勢を見るなど、アナログな視点と感性も大事になる。

(水害)

今回の台風のようなケースと都市部を中心に起きるゲリラ豪雨は、分けて考えたほうがいいと思われる。

台風の場合、長時間にわたり累積した雨量による河川の氾濫に伴うものが多く、河川近くと河川との高低差など地形で判別できるケースも多い。また、過去の土地利用履歴なども参照できる。

ゲリラ豪雨の場合、短時間の局所的集中的な雨量に伴い、河川が近くになくても、都市構造(治水)などによる被害が生じ、また、周辺とのわずかな高低差でも雨水が流入し、浸水被害が生じる。

(土砂災害)

伊豆大島では、台風の豪雨による土砂災害で甚大な被害が出た。土砂災害警戒地域(同特別警戒地域)の指定有無に加え、現地の地形を観察することが大事になる。

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自然災害に関して、現実の生活や今までの積み重なった歴史や状況から、安全安心最優先とはいえ、完璧にリスクを避けられるものではない。

ただ、情報を知っていて、その上で判断するのか、情報を知らないままに判断するのかは、大きく違うものである。また、デジタルのデータだけではなく、アナログ的な感覚や文化歴史的な背景も大切である。

※台風26号により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。


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