建築・建物・住宅:建物の方向性を決める流れ(12.06.03)

事務所前でお客様をお待ちしているとき、走っているクルマを見ると、窓を開けているクルマが多かった。心地よい風で気持ちがいいことに加え、エアコンを切って燃費向上する目的もあるでしょう。

家でも同じことが言える。政府は省エネルギー性能が高い建物に優遇を与え、建築コストの増加を助けているが、心地よい風が入り、自然の摂理で快適な空間になることも大事だと思う。

私見であり、正しいかどうかはわからないが、お客様によくお話しするのは、「高温多湿の関東地方は風通しが大事、壁を多く使う工法、高気密性は雪国ほど重要ではないのでは」という内容。

古い日本建築では、和室の続き間があり、襖を開けると大きな部屋となる。宴会的な用途にも使うものだが、風通しの良さにもつながる。さらに縁側もあれば、日向と日影を上手に使い分けることもできる。

ここまでのことは、和風建築が好みである私の主観が多く入っているのは否めない。お客様から建物の意向を伺う際、つぎのような流れになるのが一般的。

住宅購入の相談であるところから始めると、1)購入すべきかどうか、2)それは今か、いつか、3)一戸建てか、マンションか。

さらに一戸建ての場合、4)新築か、中古か。新築の場合、5)建売か、注文か。注文の場合、6)地域の工務店か(コスト重視)、建築家(プラン重視)、ハウスメーカーか(信頼、アフター重視)。

構造的な部分では、7)木か、鉄か、8)木造であれば、軸組か、壁式か、9)鉄骨であれば、軸組か、ユニットか、などと絞り込んでいく。

どの段階で、お客様の迷い(未決定)が出るかはそれぞれ。住宅購入相談のスタートである買うべきかどうか(買うなら予算はどの程度)という方もいらっしゃれば、最後まで決めている方もいらっしゃる。

予算の問題、土地(地域)の問題、建物の広さ、建物に希望する優先順位など、複雑に絡み合っているので、スムーズにたどれるケースは少ないが、おおむね、上のように進む。

どこに頼まれても、信頼できる会社であり、信頼できる担当者であれば、基本的な条件は問題ない。あとは、お客様の状況やお考え次第でいい。私から、これがいい、これはダメ、ということはない。

弊社がお手伝いするときは、お客様が選ばれた方針に沿い、信頼できる会社、信頼できる担当者の選定(紹介、調整)するまで。

じれったい思いを抱かれるお客様も多いと思うが、建物工法、地域、土地、住宅ローン、など、これが一番、これしかない、という決めつけの押し付けを、弊社・私はしない。

それぞれの長所短所特徴をお伝えし、お客様それぞれに合ったものを選んでいただければよく、それが不動産仲介の特性でもある。

お客様も、あれがいい、あれはダメと、自己の考えを相手の評価にすることなく、ただ、自分には合わない、と判断して、流せばいいだけです。無用に非難批判することは、なんのメリットもありません。


リニューアル仲介

「大切な財産であるお住まいに、様々な付加価値を提案することで、不動産が正しく評価され、買う方にも売る方にも安心してお取引をいただけるように取り組んでおります。」

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