家計・税金・保険:値下がり時代にあえて購入するなら(16.02.26)

2015年の国勢調査で日本の総人口は1.27億人、調査開始以来初めて人口減少(約100万人)が記録されました。

少子高齢化が言われ、婚活だ、妊活だと騒がれ、結婚して子供を産むことが正義であり、結婚しない、子供を産まないことがダメな人のような風潮もあります。

素敵な相手に恵まれ、経済的にも状況的にも結婚に支障がない、子宝にも恵まれれば、それはそれでいい。しかし、相手がいない、子供ができないなら、それはそれでいいのではないでしょうか。

住宅も結婚に例えられることが多く、素敵な住まいに巡り合い、経済的にも状況的にも購入に支障がないなら、購入すればいい。しかし、思うような住まいがない、経済的や状況的にも懸念があるなら、ムリに購入することはありません。

結婚と違い、住宅購入はお金で表すことができ、損することは皆が嫌い、得することは皆が喜ぶことから、買った方がいいか(得か)、買わない方がいいか、と、論戦になります。

もう30年も前になったバブル期(初期)であれば、適切な時期に売ることと理性が働く前提で、お金で考えれば買うべきだったのでしょう。

しかし、バブル崩壊によって悲惨な状態になった多くの人を見れば、買うべきだったかどうかは結局のところわかりません。

買った方がいいか、借りた方がいいか、というお題目なら、本人の経済的な事情などで「買わない方がいい」ということはあると思いますが、購入に支障がない前提で「お好きな方でいい」というのが正解になる。

購入正義派の方が仰るお話しで多いのが、「家賃はムダ」「返済が終われば負担なし」「老後に安心(住む家がある)」「金利が低い、税制有利」など。

しかし、空き家が増大し(さらに供給はあるが人口は減るので増加傾向が続く)、景気低迷で市場は弱く、移民なども考えづらい状況では、不動産価格が下がることが予想されます。

10年間で1,000万円下がれば年100万円のお金を払っているのと同じ。持ち家ならさらに固定資産税や修繕費なども必要になり、これを加えた金額を月割にすれば、それは家賃と同じことです。

返済が終わっても修繕費は続き、金利が低くても長期ローンならその間の収入変化リスクは背負うことになる。おそらく、金銭的なメリットから「購入がいい」という方向はもうないのかも。

それでも、もし購入した方がお得と言えるケースとしては、ある程度下がってきて、でも、まだまだ使えるという条件を兼ね備えた中古住宅(戸建て、マンションとも)でしょうか。

購入がいいケースとしては、夢、生きがいなどの満足度や、賃貸物件だとクオリティ(広さや設備)などに問題があるケース、さらに、現金余力があり柔軟な対応力も備えているときです。

さらに、何十年もの長きにわたる人生の中で、住宅(ローンも含む)が足かせにならないようにしておくことです。

年収が・・千万円、ロトシックス・・億円当選、などの特別な方を除いて、購入するなら「なるべく安く、値下がりする可能性が高い不動産にお金をかけない」ということが鉄則になります。

現金で買えればもちろんいいですが、10年程度で状況やお考えが変わる人生では、10年返済程度で目途が付く程度の住宅ローンがお勧めです。

現在、1/3が離婚する時代と言われ、転勤や転職もあり、介護負担などもある、前向きに考えてもご自身やご家族が栄えある機会に恵まれるということも。このようなときに動けるようにしておくことが肝となります。


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