家計・税金・保険:一次相続と二次相続の違い(14.10.04)

相続ワンストップサービス~♪、ラジオから相続関連のCMが流れてくる。来年の相続税増税が控えており、相続ビジネスが活況となってきました。旅行や墓所墓石の新聞記事や広告、旅、健康を取り上げた番組が増加したTVなど、高齢化社会が進み、高齢者向けのビジネスが増える大きな流れで、相続税の増税がきっかけとなったようです。

今回の相続税増税では二次相続の時が要注意と言われておりますが、二次相続とはなに、一次相続と二次相続の違いなど、シンプルに説明させていただきます。

一次相続・二次相続とは、婚姻関係がある夫婦ともに存命で、最初に起こる相続を一次相続、次に起こる相続を二次相続と呼びます。男女の平均寿命から一般的な「まず夫が亡くなり、後で妻が亡くなる」ケースを想定した場合、夫が亡くなったときのことを一次相続、妻が亡くなったときのことを二次相続となります。

相続税の基礎控除額は、5,000万円(3,000万円)+1,000万円(600万円)×法定相続人数で計算されます。二次相続では単純に法定相続人数が1人減ってしまいますので、その分は確実に基礎控除額が減ります。※()内は来年以降の相続発生した場合

相続税を計算するにあたっては、法定相続人が法定相続分で取得したと仮定した金額に、それぞれの法定相続金額の税率を適用して計算し、それぞれの税額を合算して相続税の総額を算出します。さらに税率は超過累進課税(金額が多くなるほど税率が高くなる)が採用されているため、法定相続人が減り(基礎控除額が減り)、それぞれの法定相続金額が増加することにより税率も上がり、基礎控除の減少と併せて相続税額の増加に繋がります。

相続が発生した場合、配偶者がいれば配偶者の税額軽減があります。配偶者の税額軽減は、配偶者の取得した財産が法定相続分又は1億6000万円のどちらかに収まっていれば、配偶者には相続税がかからないというものです。

一次相続だけ考えれば、とりあえず配偶者に相続させておけば相続税がなくていい、となりますが、安易に行うと、配偶者軽減がない二次相続時に高額な相続税が発生することになります。

相続財産がどの程度かにもよりますが、一時相続の時から、子どもにある程度引き継がせたほうが、二次相続で支払う税金は少なくなることもあります。少なくとも、相続税の納付がありそうな場合、配偶者の税額控除へ逃げるのは得策にならないと思います。

相続はお金だけの問題ではなく、お気持ちや財産形成の経緯、夫婦の関係など、感情や事情もありますので、相続税だけで判断できるものではございません。一次相続のときに二次相続まで考えておくことは重要ですが、二次相続ばかりを考えすぎて、お気持ちをないがしろにしないことも重要です。



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