家計・税金・保険:金利が上昇しても、景気回復・収入アップだから大丈夫(12.05.29)

題名のような営業トークが、いたるところで飛びかいますが、果たして本当なのでしょうか。経済学を学んだわけではありませんが、単純な経済理論であればその通りなのでしょう。

このトーク、内容がどうこうではなく、大丈夫と言い切るかどうかが問題。変動金利が得とか、固定金利が得とか、これも言い切ると問題。どちらも神のみぞ知る世界だから。

過去、日本経済の高度成長期では、現在よりも数倍高い金利水準でした。今は当たり前になっている住宅ローンの金利優遇などもありません。しかし、住宅ローンで破綻する人は少なかった。

これは、題名の通り、金利は高くとも景気も拡大し、それにともない収入も増加。時間の経過とともに、収入に占める返済の割合(返済比率)も低下し、さらに、不動産価格も上昇した。この結果、ムリなローンを組んでも、破綻まで至らない。

これと同じことが、今後も起こると言う。金利が上昇したということは、高度成長期と同じですから、収入も増加して、返済比率は変わらないか、楽になるくらい、と。

不動産価格についても、金利が上昇する→インフレ→不動産価格上昇→借金が相対的に目減り、という展開もあると。

しかし、現在の世界で起こっていることは、金利上昇と景気悪化(財政破綻)が連動するということ。今朝(5/29)のニュースでも、スペインでこれが起こったと報道された。収入上昇どころか、雇用があるだけでもまし、という状況。

不動産価格も、高度成長期は人口増加という社会的要因も重なったものであり、不動産の需要である人口が減少している時代に、価格の上昇は考えづらい。逆に、金利が上昇した分、購買力が落ち、価格は下落方向になるのではないか。

住宅購入をサポート(後押し)している会社が何を言っているのか、と、矛盾しているように思われるかもしれません。

これだけ金利が低い状況であるなか、暮らす環境や事情により、購入そのものを止めた方がいいというわけではなく、営業トークに乗せられないでね、と伝えたいまでです。

金利が低いと、ちょっと資金をアップしても、これだけの返済ならいいか、と、ついつい予算を上方修正しがちです。住宅ローンは身軽に身軽に、貯金はすべて家につぎ込まないで、余裕綽々の資金計画でいきましょう。

建物や設備の性能もあがり、住宅コストも増加しました。それなりの家を買おうと思ったら、それなりのお金が必要です。(国の方針でもある)

ぎりぎりの資金計画で、過剰な住まいに走るよりは、余裕のある資金計画で、それなりの住まいで満足する方がいいかと。足るを知る、です。

私の個人的な見解でしかなく、反対意見も多いかと思います。過剰に意識して、ものすごく余裕がある方もいます。長いことを考えたら、初期投資が高くなることもあります。

もう一つ付け加えると、おなじお金をかけるなら、基本的なスペック(土地も建物も)にお金をかけ、余計な余分なところは削る、という方が、後々、いいことがあるかもしれません。



住宅購入サポート

サブコンテンツ

このページの先頭へ