通勤時間と住まい(06.07.25)

昨日、旭化成不動産情報ネットワークの幹事会が新宿で開催され、
首都圏、中部圏、関西圏の各ブロックから集まりました。
中部や関西の方は出張ですが、首都圏の方は、みなさまが
お住まいの場所と同じところから、新宿に出向いたことになります。

不動産会社は地元に密着し、自宅と会社の距離は近く通勤時間が短い人が多い。
こういう機会に、みなさまが毎日のように通われている通勤を実感しないと、
お客様の身になった住まい探しのお手伝いができません。

私の会社の最寄り駅はJR常磐線・南柏駅からバス便になります。
会社から新宿駅西口の高層ビル街まで、
バス7分+乗車48分+乗り換え2回+徒歩10分の約80分が所要時間です。

私の自宅の最寄り駅は北総鉄道小室駅から徒歩15分程度の場所にあります。
上記の新宿から自宅まで、徒歩10分+乗車57分+乗り換え1回+徒歩15分の
約90分が所要時間です。

会社・自宅のどちらとも東京への通勤圏で、毎日、上記時間と労力を使い
ご通勤されております。私は慣れないせいもあるのか、片道づつでも疲れました。

体力的にも大変ですし、毎日2~3時間程度を通勤時間に使うとなると、
1年で約400時間超にもなります。

近年、この時間がもったいない、有効に使おうという流れがあり、
それが都心回帰現状になっています。
そして、高層マンションの売れ行きが好調になり、地価の上昇にも繋がりました。

本日の日本経済新聞夕刊のコラムでも、京都大学山極寿一教授が、
優雅に楽しく暮らすマサイ人の二重生活と比較し、日本人も発達した交通網を利用した
「平日都心・週末郊外」の二重生活を提唱しております。

通勤時間がもったいない→都心での居住→利便性と新しい情報だけの都市は冷たい→豊かで
温かい田舎での暮らし→通勤が厳しいとなる循環を、
二重生活で良いとこどりしようということです。
そしてこの両方が、現代人が求めているものであると。

現在のように地価も住宅も高くなってしまっていると、一部の限られた人にしか、
このような二重生活は望めませんが、人口の減少、住宅の供給過多、中古住宅の市場整備から、
二重生活も一般的にできるようになる希望も大きくあります。

こういう生活を送る可能性や希望がある人は、今とこれからの住まいをどうしていくのか、
よく考えてみる必要があります。

追伸:山極教授は、村(田舎、郊外)を都市の粗雑なコピーにしてはいけない。
伝統ある暮らしと文化を守り、都市とは違う価値を維持、復活させるべきと伝えています。




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